- 1月 25, 2024
- 1月 29, 2024
歯の動く仕組みを理解して歯列矯正を楽しもう!
みなさん こんにちは☺
板橋区 東武東上線 東武練馬駅徒歩2分のところにある【歯ならび肌管理クリニック】の歯科衛生士です。
今回のブログは、歯の動く仕組みについて分かりやすく説明してきたいと思います!
歯は、ワイヤーやマウスピースなどの矯正装置によって力が加わると、骨の吸収と再生を繰り返し徐々に動いていきます。歯の動くスピードは1ヶ月に1ミリ程度です。早く動かそうと強い力をかけると、歯の根や骨、ごく稀に神経にダメージを与えてしまうので、最適な力を継続的にかけていきます。
歯の動く仕組み
例えば、歯を下の図のように右に動かすとします。その動かす力は歯根膜に伝わり、押された方の歯根膜は縮み、引き離された方の歯根膜は伸びます。
矯正装置によって、継続的に力が加わると、歯根膜が伸びている側に骨芽細胞。縮んでいる側に破骨細胞が働き始めます。
骨芽細胞
骨を作る仕事をする細胞です。骨の【鉄筋】にあたるコラーゲンを作り出し、カルシウムを付着させる【のり】となるタンパク質を塗っていきます。ここに血液中から運ばれてきたカルシウムが自然に付着していき、新しい骨が作られます。
破骨細胞
骨を壊す仕事をする細胞です。もともとは血液細胞の一種ですが、それがホルモンの刺激を受けて骨の中で破骨細胞に分化します。この破骨細胞は、骨のカルシウムやコラーゲンを酸や酵素で溶かします。溶かされたカルシウムは再び血管を通り体内へと運ばれていきます。
骨芽細胞と破骨細胞の働きにより、歯根膜繊維のバランスが平均化されていきます。これを繰り返すことにより歯が動きます。
どんな時に痛みが強く出るの?
歯に持続的な力が加わり、歯が動き始める頃が最も痛みを伴うことが多いです。ワイヤー矯正でしたら調整の処置をしてから2~3日が痛みのピークです。マウスピースでしたらマウスピースを新しいものに交換した1~2日程度です。痛みは時間経過とともに徐々に緩和していきます。
痛みの対策ってあるの?
①硬い食べ物を避ける
軟らかいご飯、豆腐料理、茶わん蒸し、煮込みうどんなど柔らかく太めの麺類、柔らかく煮込んだ煮物、味噌汁、スープ、ヨーグルト、ゼリー、プリン などが痛みが強いときにお勧めの食べ物です。
➁お口の中を冷やす
歯が動いていることによって感じる痛みには、お口の中を冷やすことも有効です。氷をお口に含んだり、アイスを食べたりすると痛みが緩和します。お風呂上りや寝る前など、身体が温まると痛みがでやすいので、そのような時は特に有効です。ただ冷やしすぎは気を付けましょう。
③痛みが辛い場合は、歯科医師に相談してみましょう
辛い場合は我慢せず歯科医師や、歯科衛生士に相談しましょう。歯ならび肌管理クリニックでは痛みが出やすい歯の部分や、歯の動きから今後起こりうるお口の中の違和感などを事前に細かく説明するようにしています。痛みが伴う矯正治療では、患者さんには安心して治療に臨んでいただくことが重要だと思っております。当院の歯科医師、歯科衛生士は歯列矯正経験者です。気兼ねなく何でも聞いてくださいね💕
歯の動く仕組み、お分かりいただけましたか?破骨細胞と骨芽細胞が働いてくれることで、歯は動くのですね♪
ちなみに矯正治療中の歯の痛みは『このまま力が加わり続けると、歯が動いちゃうけど本当にいいの~?』という身体への確認のサインです。それをそのまま放置していると『じゃあ、動いていいのね!OK!』と理解し歯が動き始めます。
痛みの伴う矯正治療ですが、歯の動く仕組み、痛みの理由を理解すると、ちょっと矯正治療が楽しくなるかもしれませんね💕
もし、歯並び、かみ合わせなどが気になりましたら 板橋区 東武東上線 東武練馬駅徒歩2分のところにある【歯ならび肌管理クリニック】に無料矯正相談にいらしてください。
ご来院 お待ちしております。